近年では国内マイルG1を勝った馬が香港やドバイなど海外への挑戦などが活発になり、とても盛り上がっていますね。
中距離に強い馬がマイルでも強かったりするので「最強マイラーは誰か?」というのは意外に難しい。。
ここでは僕が実際にレースをリアルタイムで見たトロットサンダーのマイルチャンピオンシップ以後の馬に絞ってランキングをつくってみました。
エルコンドルパサーやキングカメハメハもめちゃくちゃ強いと思うけど、マイラーという感じではないのでここでは除外しました。つまり「G1勝ちがマイルG1のみ」もしくは「古馬になってマイルG1を制した」というのが条件ですね。
1位 タイキシャトル
13戦11勝 ジャックルマロワ賞、マイルCS2勝、安田記念、スプリンターズS
まるで物思いにふけるように、いつだって落ち着き払っていた。
レースでも先行して危なげなく抜け出す競馬はまさに「キング」の走りそのもので、日本競馬史上初めてマイラーとして年度代表馬を受賞した。
思い出補正もあるかもしれないけど、マイルで負ける姿を想像できない。
自身を超えるほどの産駒は出ないまま2017年に種牡馬を引退したが、最近は母父としてストレイトガール、ワンアンドオンリー、レーヴミノルが出るなど、活躍馬が目立つようになってきた。
2位 モーリス
18戦11勝 香港C,チャンピオンズマイル、香港マイル、安田記念、マイルCS、天皇賞秋
父父のグラスワンダーを彷彿とさせるスケールの大きな走りは2歳から話題になっていたが、4歳になって一気に素質が開花。
他馬をちぎり捨てる姿は怪物そのもので、グラスファンの心をつかんだ。(グラスワンダーのファンはとても多い。僕もそのひとり)
2017年からはオーストラリアにシャトル種牡馬として繁用されることも発表され、怪物の遺伝子を引き継ぐ馬の出現を世界が期待している。
3位 ジャスタウェイ
22戦6勝 天皇賞秋、ドバイデューティーフリー、安田記念
天皇賞秋ではあのジェンティルドンナに4馬身差をつけ圧勝。
馬がこれほど「覚醒」するのか、と誰もが驚いた。関係者でさえも。
しかも「誰にも負けないんじゃないか」と思わせるほどの圧倒的な力を見せて世界ランキングで1位になる快挙を成し遂げる。
個人的にはトウケイヘイローが引っ張るタフな流れがジャスタウェイにぴったりはまった影響も大きいんじゃないかなぁ、と思っているし、マイラーというより中距離タイプなのでここでは3位にしてみた。
4位 ウオッカ
26戦10勝 阪神JF、ダービー、安田記念、天皇賞秋、ヴィクトリアマイル、ジャパンカップ
牝馬として64年ぶりにダービーを制したことで有名。
切れ味が最大の持ち味と思われているけど、彼女の最大の武器はなんといってもその根性である。
古馬になって勝ったG1レースはどれもペースが早くタフさが問われるレースで、特にそれが東京マイルなら無類の強さを発揮した。
勝っても負けても、その走りはとにかく人を魅了するものがあり、今でも絶大な人気を誇っていて産駒の活躍が期待されている。
5位デュランダル
18戦8勝 マイルCS2勝、スプリンターズS
デュランダルという名前は中世の物語のなかで出てくる聖剣の名前からつけられた。
その名の通り、勝負は一太刀で決まった。
先行馬が圧倒的に有利な短距離レースで、常識外れの位置から追い込んで一気に他馬を撫で切る姿は人々を魅了した。
種牡馬としてもエリンコートやプレイアンドリアルなど「あっ!」と言わせる活躍馬を輩出していたが、14歳の若さでこの世を去ってしまった。。
6位ダイワメジャー
28戦9勝 マイルCS2勝、安田記念、天皇賞秋、皐月賞
サンデー産駒の中でも飛びぬけてパワーに優れているのがダイワメジャー。
並ぶと抜かせない根性があり、アンカツ騎手はあえて他馬のほうへ近づく騎乗を意識していた。
「オレに合ってる」とインタビューでに語っているように相性バッチリの名コンビだった。
産駒もダイワメジャーのスピードとパワーを受け継いだガッチリとした馬が多く、リーディングの常連として成功をおさめている。
7位エアジハード
12戦7勝 マイルCS、安田記念
同一年に安田記念とマイルCSを制したのはノースフライト、タイキシャトル、ダイワメジャー、エアジハードの4頭のみで、1年を通じての活躍は絶対王者を印象づける。
特にエアジハードは安田記念で怪物グラスワンダーと真っ向勝負で勝ち、休み明けの天皇賞を僅差の3着の後マイルCSではキングヘイローやブラックホークなどの強豪をあっさり退けて快勝するなど非情に内容が濃いのだ。
それなのにあんまり最強マイラー論争の中には出てこないし、産駒のショウワモダンが活躍したのに種付け頭数が少なかったりと、すこしかわいそうな気がする存在なので、ここではしっかりとランクインしてその強さをアピールしておく。
8位トロットサンダー
22戦15勝 安田記念、マイルCS
父ダイナコスモス母父テスコボーイという血統の5歳馬が地方からやってきて、6歳で重賞初勝利でG1勝ち、さらに超豪華メンバーと言われた安田記念を7歳で勝つなんて誰が予想しただろう。
中央に移籍してからマイル以外で7戦1勝。マイルだと6戦6勝。わかりやすいくらいに「これぞマイルのスペシャリスト」という成績を残しているのが面白い。
ただ名義貸し事件によって引退に追い込まれたり、疑惑の死を遂げたりしていて、その現役時代の走りだけがあまりに眩しく目に焼きついている。
9位アグネスデジタル
32戦12勝 マイルCS、南部杯、天皇賞秋、フェブラリーS、安田記念、香港C
ダートの重賞実績しかない13番人気の3歳馬がマイルCSをでレコードで制覇した。
「なんだこの馬は!?」と多くの人が戸惑ったが、その戸惑いはいつまでも続くことになる。
南部杯→天皇賞秋→香港C→フェブラリーSとG1を4連勝する馬は恐らくこの先も出ないだろうし、そもそもこのローテーションで走る馬すら現れないだろう。
その後、ドバイと香港で走って疲れが出てしまい1年の休養に入る。
休養から復帰して地方重賞で4着に負けて「もう終わった」と思われた次走の安田記念をレコードで快勝する。
10位ペルシアンナイト
9戦4勝 マイルCS
3歳馬でマイルチャンピオンシップを制したのはサッカーボーイ、タイキシャトル、アグネスデジタルと名だたる名馬ばかり。それをペルシアンナイトは斤量差が1キロで制したのだからさらに期待が高まる。
「この馬が10位はおかしい!ハットトリックやカンパニーの方が上だろ!」という意見もあるはず。
でも必死にペルシャ感を出そうとイラストを描いたので許して欲しい。
果たして歴史に残るマイラーになるのか?2018年の活躍が期待される。
僕の名誉もかかっている。
タイキシャトルのように美しく、
ウオッカのように人を魅了し、
アグネスデジタルのように気になる、
「ロージーライフの競馬漫画」を連載しているので見てってください!
このサイトの作者は競馬歴が浅いようです。
オグリキャップが最初から中央で走っていたら無敗の三冠馬になっていたし
日本馬で最初の凱旋門賞馬になっていました。
なによりGⅠを連騰してのジャパンカップで世界レコードで走ったことを忘れてはいけません。強欲な馬主の無理使いのせいで故障し二回ほど惨敗したのはあくまで故障の影響によるもの。そのあと引退を控えて有馬記念を勝っていることからも、オグリキャップがディープと覇を競う存在だったのは明らか。無事な時にディープと競わせてみたかった。
ロードカナロアが入っていないのが気になりますね! ちなみにタイキシャトルは化け物でしたね!!