「ワシの名前はシガーや。
今日は歴代の世界の馬たちにレーティングをつけているロンジンワールドベストレースホースランキングのレーティングの歴代上位の名馬達を紹介していこう。
このレーティングこそ競馬界で最も重要視されている公式のレーティングだ。」
1977年にインターナショナル(国際)クラシフィケーションとして開始。
その後ワールドサラブレッドレースホースランキング→ワールドサラブレッドランキング→ロンジンワールドベストレースホースランキングと名前を変えつつも、世界の競争馬のレーティングをつけている権威あるランキングで、このレーティングを元に国際G1などの格付けもされている。
欧州馬がレーティングが高くなる傾向があったり、強い相手に着差をつけるとレーティングが上がる仕組みなので絶対的な強さの指標じゃないと思うけど「こんな名馬がいてるんか~」と眺めてるだけで楽しいものである。
ちなみに米国調教馬が対象に含まれるようになったのは1995年から。
2013年には過去のレーティングも見直されたりしたので、ここでは下記のサイトを参照に信頼できる情報を確認できた馬だけを紹介しよう。
【参照サイト】
wikipedia:ワールドサラブレッドランキング
英語の公式サイト:The LONGINES World’s Best Racehorse Rankings
ジャパンスタッドブックインターナショナル
Rating 140
競争成績:14戦14勝
G1勝ち:英2000ギニー、クイーンアンS、英チャンピオンSなど10勝
21世紀に現れた世界最強のスーパーホース。
得意とする舞台はマイルで、その比類なきスピードで他馬を置き去りにする。
14勝の平均着差はなんと5馬身以上になる。140ポンドのレーティングが与えられた伝説のクイーンアンSでは2着馬に11馬身もの差をつけた。
最後の2戦は2000mのレースに出走して距離延長が注目されたが、その走りはマイルの時とまったく変わることはなかった。
特に英インターナショナルSでは僕のお気に入りだったセントニコラスアビーをぶっちぎったのでたまげた。
父ガリレオという血統でありながら日本でも活躍する産駒が続出していて、イギリスでも英チャンピオンSなどG1を4勝したクラックスマンを輩出している。
競争成績:6戦6勝
G1勝ち:BCクラシック、パシフィッククラシックなど計3勝
マリブSの勝ち方が印象的でそこから注目してたけど、その時感じたとおり歴史的な名馬になってしまった。netkeibaの掲示板を見てもらえばわかるけどこの馬に対して「怪物」とコメントしたのは僕が最初である(なんの自慢?)
1200mのスピードを2000mでも持続させる。どうやっても追いつけない。
パシフィッククラシックではドバイワールドカップを勝ったカントリーグラマーを19馬身ぶっちぎった。競馬ゲームなら「このゲーム、バランスおかしいだろ!」と文句を言われるレベルである。
父タピットということで種牡馬としても名を残して行くに違いない。
Rating 138
競争成績:10戦8勝
G1勝ち:凱旋門賞、キングジョージなど計4勝
長らくレーティングトップを守り続けた元祖最強馬。
この馬がここまで評価されている理由は「超ハイレベルの凱旋門賞をレコードで制した」ということに尽きる。
英ダービーと愛ダービーを制したシャーラスタニ。
フランスダービーをレコード勝ちするなど5連勝中のベーリング。
ドイツ最強の名を欲しいままにする12連勝中のアカテナンゴ。
引退までにG1を9勝を挙げることになる「鉄の女」トリプティク。
ヴェルメイユ賞で5馬身差の圧勝劇を見せたダララ。
これらの馬を、直線大外から一気に撫で切ったのである!!
・・・・。
ピンとこないだろう。
僕もレース動画を見て、イマイチピンとこなかった。
画質も悪いし。
Rating 137
競争成績:7戦5勝
G1勝ち:凱旋門賞、仏ダービーなど計3勝
ピルサドスキー、ボルジア、エリシオ、スウェインという豪華メンバーが集まった凱旋門賞で5馬身差のレコード勝ちという離れ技をやってのけたことで、レーティング137の評価を得ることに。
この時の2分24秒6のタイムは2011年のデインドリームに更新されるまで14年間破られなかった。
もしサクラローレルが故障しなければ、パントレセレブルと激突していたことになる。
Rating 136
競争成績:9戦8勝
G1勝ち:凱旋門賞、英ダービーなど計6勝
半兄ガリレオという超良血という競馬の申し子。
いつも好位からスッと抜け出して1馬身~2馬身ほどの差をつけて勝つという堅実なスタイルもあってか、そこまで大きなインパクトを受けていない日本の競馬ファンも多いかもしれない。
なにげに英2000ギニーと英ダービーの2冠を達成したのはナシュワン以来20年ぶりの快挙だし、これだけ王道のG1を勝ち続けた馬は過去にいない。
あたりまえのように勝ち続け、あたりまえのように種牡馬としてもG1馬を送り出している。
競争成績:11戦6勝
G1勝ち:キングジョージ、英ダービーなど計4勝
シーザスターズとは対照的に、目をひく尾花栗毛の馬体から派手なパフォーマンスで1990年代最強の評価を得る。
それまで7戦3勝の有力馬の1頭でしかなかったが、英ダービーでは初の2400mで素質が開花したのか5番人気ながら5馬身差の圧勝。
さらに愛ダービーでは、仏ダービーを圧勝してきたスワーヴダンサー相手に3馬身差の完勝。
その勢いのままキングジョージに出走し、ここでもなんと7馬身差の圧勝を演じたのである。
種牡馬となってからは日本にも来るなどしたが、目立った活躍馬を出すことはできなかった。
半弟に日本で走ったオースミタイクーンがいる。
競争成績:8戦6勝
G1勝ち:キングジョージ、英ダービーなど計3勝
アイルランドの英雄であり、悲劇のヒーロー。
3歳でG3レースを立て続けに大差の圧勝で英ダービーへ駒を進めると、ここでもなんと10馬身差の圧勝で勝ってしまう。
これは今でも英ダービーの最大着差となっている。
その後も愛ダービーとキングジョージをどちらも4馬身差の勝利を飾り、アイルランドの伝説となった。
引退後、種牡馬として2年目の1983年に競馬界を揺るがす大事件が起きた。
シャーガーが誘拐されたのだ。
犯人は200万ポンド(当時のレートで7億3000万円、現在のレートだと3億円)の身代金を要求したが、所有権のあるシンジケート加入者が複数いて、身代金を払ってしまうとこれから競走馬が誘拐の対象になる恐れもあり渋っていたようだ。
そのまま犯人からの連絡は途絶えシャーガーが戻ってくることはなかった。
Rating 135
競争成績:9戦6勝
G1勝ち:キングジョージ
日本でブラストワンピース、ノームコア、ペルシアンナイト、ディアドラなど次々と活躍馬を送り出しているので、種牡馬としてのイメージが強いけど、驚くべきパフォーマンスでキングジョージを勝利して、歴史的な評価を受けている。
3歳4月とデビューが遅かったが、4歳になって3連勝で迎えたキングジョージで世界が驚く11馬身差のレコード勝ちという驚異的なパフォーマンスを見せる。
さぁ最強王者としてこれから!という時に故障して引退してしまった。
通算9戦6勝でG1勝利は1勝のみでこのレーティング。
どれだけキングジョージのインパクトが強かったかわかるだろう。
僕も「え?これもう最強やん」と思ったくらいである。
競争成績:21戦11勝
G1勝ち:BCターフ、キングジョージなど計7勝
欧州が誇る芦毛の怪物。仏2000ギニーを勝つなど早くから活躍していたけど、3歳~4歳の堅実に走るG1ホースという感じだったけど、年を取るにつれドンドン強くなっていき「まるでワインのような馬だ」と言われた。
5歳になってキングジョージを5馬身差、愛チャンピオンSを9馬身差で勝つなど一気に本格化する。
凱旋門賞では不良馬場で大敗してしまうが、次走ブリーダーズカップターフで見事ラストランを飾った。
エルコンドルパサーは「不良馬場じゃなければモンジューに勝っていた」とも言われるが、そうなればデイラミが黙っていないだろう。
半弟には凱旋門賞を勝ったダラカニがいる。
競争成績:16戦11勝
G1勝ち:凱旋門賞、キングジョージなど計6勝
3歳時に仏ダービーと愛ダービーを圧勝して、凱旋門賞ではエルコンドルパサーとの死闘を制した名馬。
個人的に好きなレースが4歳のタタソールズ金杯とキングジョージ。
笑っちゃうほどの楽勝である。
その走りはまるで漫画に出てくる最強のライバルホースのよう。
堅い馬場では脆さも露呈してしまうが、欧州のクラシックディスタンスで重馬場であれば世界最強はこの馬だと思っている。
競争成績:33戦19勝
G1勝ち:BCクラシック、ドバイWCなど計11勝
その馬体は絵に描いたように美しく、彫刻のように力強い。
これぞ王者という風格を漂わせた絶対的なヒーローである。
最初はずっと芝を使われていて13戦2勝と冴えない成績だったが、4歳の10月にダートを使ってみると連勝街道を驀進。
記念すべき第1回ドバイWC優勝、サイテーションに並ぶ16連勝を達成など素晴らしい活躍を見せ、どこにでもいる平凡な馬から最強馬に。
まさにアメリカンドリームである。
レーティングでも世界最強ダートホースとして君臨している。
引退後は種牡馬として期待されたものの、子どもを産めない体質であることがわかった。
競争成績:11戦6勝
G1勝ち:愛ダービー、キングジョージ
愛ダービーで12馬身差のレコード勝ちを見せると、続くキングジョージでも6馬身差の圧勝。
重馬場を苦手としていて、秋には愛チャンピオンSと凱旋門賞に負けてしまうが、愛ダービーのレコードは今も破られていない。
競争成績:9戦5勝
G1勝ち:凱旋門賞、愛チャンピオンSなど計3勝
仏ダービーを4馬身差で勝利の後、愛ダービーではジェネラスの2着に敗れた。
秋は愛チャンピオンSを4馬身差で圧勝して、満を持して挑んだ凱旋門賞ではジェネラスが馬群に沈む中、鮮やかに抜け出し勝利を手にした。
世代最強を印象付け、カルティエ賞最優秀3歳牡馬を受賞。
競争成績:8戦7勝
G1勝ち:愛ダービー、英2000ギニーなど計3勝
3歳のグラッドネスSではサドラーズウェルズに勝利し、英2000ギニーではチーフシンガーを、愛ダービーではレインボウクエストを負かしている。
英ダービーではわずかの差で2着に負けてしまったが、愛ダービーを制覇。
映像を見るととてもエレガントな走りをする馬で、特別な印象を受ける。
種牡馬としてもロドリゴデトリアーノやベルメッツなどを送り出し成功を収めている。
競争成績:10戦10勝
G1勝ち:英インターナショナルSなど計6勝
フランケルの再来とも言われる無敗馬。たしかにマイルで連勝してキャリアの後半で2000mに出走して圧勝する姿はフランケルのよう。
そのフランケルの父ガリレオ。バーイードの父シーザスターズ。
本当にこの兄弟にとっては競馬はイージーなゲームのようなものに見えてしまう。
超ハイペースを先行して突き放すという異次元の芸当を見せつけて来たパーフェクトホース。
BCディスタフ、ドバイワールドカップ、サウジカップなどを日本馬を制し、さすがに欧州も日本最強馬であるイクイノックスに高い評価をつけざるを得なくなった感じかな。
ルメール騎手がポニーと言ったように、とても従順な性格をしていてどんな競馬でも出来るのが大きな強み。
Rating 134
競争成績:9戦8勝
G1勝ち:ドバイWC、クイーンエリザベス2世Sなど計4勝
デビュー前にモハメド殿下が「この馬が2000年のドバイワールドカップを勝つ馬になる」と言って、その名をドバイミレニアムにしたという。
実際その名の通り、2000年のドバイワールドカップを圧勝することになる。
そんなことがありえるのだろうか。
それまでラムタラ、デイラミ、シングスピールという馬に乗ってきたデットーリ騎手も「これまで乗った馬の中で1番」とコメントしている。
勝利した時の平均着差は5.9馬身にもなる。
負けたのは距離が長かった英ダービーのみで、フランケルが出てくるまではマイル~中距離ではこのドバイミレニアムこそ史上最強と言う人が多数いたことだろう。
天才は若くして死んでしまうというが、この馬も病気のせいでわずか5歳で亡くなってしまった。
しかし残された56頭の産駒からドバウィが誕生。
ドバウィは種牡馬として大活躍していて、ドバイミレニアムという天才の遺伝子を世界に広めている。
競争成績:11戦9勝
G1勝ち:8勝
37年ぶりのアメリカ3冠馬に輝き、さらにリーザーズカップクラシックも制覇し、史上初のアメリカングランドスラムを達成した。
そのスピードで先手を取ると、そのまま直線で他馬を突き放す圧倒的な力はまさにアメリカの王様。
でも実は名前が間違って登録されていて、本当はファラオじゃなくフェイローになっている。
種牡馬としても優秀で、日本でもカフェファラオやダノンファラオなどの活躍馬を送り出している。
競争成績:11戦7勝
G1勝ち:ドバイWC、BCクラシックなど計4勝
その昔ネイティブダンサーが「亡霊」と言われたそうだけど、アロゲートの走りはまさに亡霊そのものだ。
特にドバイワールドカップはどう考えても次元が違う、まるで馬じゃないような走りを見せた。
スタート後の大きな不利から最後方からの競馬になってしまったのにもかかわらず、直線では気付けばガンランナーのすぐ後ろに。ガンランナーもめちゃくちゃ強い馬なのは間違いない。
アロゲートがおかしいのだ。
競争成績:11戦8勝
G1勝ち:ジャパンカップ、サンクルー大賞など計3勝
あのエルコンドルパサーがなんとこの位置に!とてもすごいことだ。
凱旋門賞でモンジューとの2着が高く評価されたのだろう。
「勝ち馬は2頭いた」と現地でも絶賛されていたという。
特に僕のお気に入りのレースはサンクルー大賞典である。
あの時代は欧州のクラシックディスタンスを日本の馬が勝つことなんて夢のようなことだった。
しかも直線は持ったままスーっと上がってくる、日本の競馬で強い馬がよくやるやつだ。
欧州ではああいった持ったままスーはあんまり見かけないのだ。
競争成績:22戦10勝
G1勝ち:ジャパンカップ、BCターフなど計6勝
ドイツ、アメリカ、イギリス、日本、世界各地でG1を勝ち取り、凱旋門賞ではエリシオとパントレセレブルの引き立て役のようになってしまったが、常に安定したパフォーマンスを見せた。
ジャパンカップを勝ってることから、日本での種牡馬としての活躍も期待されたが、JRAの初年度産駒の勝ち上がりが0頭という、恐ろしい結果を出した。
その後も活躍馬は生まれず、早々と日本を去っていった。
半妹に日本で活躍したファインモーションがいる。
競争成績:13戦8勝
G1勝ち:凱旋門賞、サンクルー大賞など計5勝
思えばあの頃はジャパンカップがとても熱かった。
今は血統表でエリシオという名前を見れば、なんだかズブそうなイメージしかないけど、当時はそりゃもう「凱旋門賞を圧勝した世界最強馬がやってくる!」とものすごいワクワクしたものだ。
まぁ、走ってみるとやっぱりズブかったんだけど。
競争成績:10戦9勝
G1勝ち:凱旋門賞2連覇
リボー以来の凱旋門賞を2連覇の偉業を成し遂げた名馬である。
とはいえ、最近はトレヴやエネイブルが「惜しくも3連覇ならず!」という競馬を見てしまっているので、2連覇でどうこう言われてもピンとこなかったりもする。
でもリボーが2連覇を達成した後は22年ぶりにアレッジドが達成、そして36年ぶりにトレヴが達成。
というように、実はよっぽどすごいことのようだ。
Rating 133
競争成績:27戦16勝
G1勝ち:ドバイWC、ケンタッキーダービーなど計7勝
アメリカでは2冠達成するような馬はさっさと種牡馬になるイメージもあるけど、6歳まで走り続けた偉大なるチャンピオン。
2冠達成後は6戦1勝と歯がゆい競馬が続いていたが、長期休養明けの5歳になって再び目覚めたかのように勝ちまくり6連勝を飾る。勢いそのままに1番人気で挑んだBCクラシックでは、アロゲートとデートヒートの末2着に。歴史に残る名勝負として語り継がれていくだろう。
種牡馬として日本にやってきたが果たして産駒は活躍できるのだろうか。
産駒デビューを楽しみに待ちたい。
競争成績:12戦5勝
G1勝ち:エクリプスS,ロッキンジSなど計3勝
戦績を見ると「そこそこ強いG1ホース」という感じだけど、レーティングの世界では有名な馬。
なぜなら1度ロッキンジSで11馬身差で圧勝したことで、こんなにも高いレーティングが与えられてしまったからだ。このレーティングは着差を重視しているので、しかたないけど「ウチの馬はもっとビッグレース勝ってるやんけ!」と思う人もいるのだろう。ホークウイングはロッキンジSの後に故障で引退。もし走り続けていたら、みんなを黙らせるような活躍を見せてくれたのだろうか。どこか可哀想な感じもする。
競争成績:14戦8勝
G1勝ち:凱旋門賞、英インターナショナルS
海外馬の中でも指入りのお気に入り馬がこのサキーである。
2000年の英ダービーはシンダー、サキー、ビートホロウとワクワクさせる才能が激突したベストレースである。
古馬になりいよいよ本格化して、凱旋門賞を6馬身差で圧勝するのである!
その時の僕は興奮のあまり、失恋して毎日落ち込んでいたことも忘れて愛犬とダッシュをしたほどである。
さらに驚くべきことに凱旋門賞制覇した後にBCクラシックではハナ差の2着に入ったのだ。
世界の競馬で最も権威があるであろうこの2つのレースで、これだけのパフォーマンスを見せた馬がかつていただろうか。
最強馬という定義は難しいけど、「芝2400とダート2000を走って総合ポイントの高い馬が最強」みたいなルールであれば、サキーは優勝候補だろう。
競争成績:7戦4勝
G1勝ち:クイーンエリザベス2世S、英2000ギニー
ボスラシャムやアシュカラニ、ファーストアイランドといったハイレベルなメンバーが集まったクイーンエリザベス2世Sを勝利したことで欧州最強マイラーとなり、見事この年の英年度代表馬にも輝いている。
もちろん僕クラスになれば、ギャロップレーサーで強かった印象しかないけど。
競争成績:9戦6勝
G1勝ち:仏ダービー、愛ダービー
伝説の種牡馬サドラーズウェルズの初年度産駒。
仏ダービーを7馬身差、愛ダービーを4馬身差で勝利した。
種牡馬としては活躍馬を出せなかったが、障害用種牡馬として併用されだすと障害用種牡馬ランキングで首位になる活躍を見せた。
そういえばアイルランドに行った時にカラ競馬場の調教コースがオールドヴィックという名前だった気がする。もう遠い昔の記憶である。。ふぅ。
競争成績:10戦7勝
G1勝ち:キングジョージ、英ダービーなど計4勝
英ダービーを勝った後、エクリプスSはムトトの2着、そのあとキングジョージや英セントレジャーを勝った。
欧州名馬には珍しい「逃げ」を武器とした馬である。
競争成績:11戦7勝
G1勝ち:アベイユドロンシャン賞、ナンソープSなど計3勝
3歳時にナンソープS、スプリントC、アベイユドロンシャン賞の短距離G1を3連勝を含む短距離重賞5連勝を達成するなど世界最速の名を欲しいいままにする。
シーズン最後にはBCスプリントに狙いを定め、アメリカ遠征に挑む。
ここで競馬史に残る珍事が起こったのだ。
直線でセイフリーケプトと馬体を併せて、先頭に立ったまさにその時、影をまたぐようにジャンプしたのだ!
そのロスで減速してしまい「なんてこった~!」世界中の競馬ファンが悲鳴を上げたその時、さらにピョンとジャンプした。
結果は2着に敗れてしまったが、ジャンプしなければ間違いなく勝てたレースであり、そもそもあたりまえのようにダートでも強さを見せるのが普通ではない。
記録にも記憶にも残る競馬史に残るスプリンターである。
Rating 132
ここからは一覧で紹介していこう。
- ウインクス(2017)
42戦37勝 G1・25勝 - ブラックキャビア(2011)
25戦25勝 G1・15勝 - ダラカニ(2003)
9戦8勝 G1・4勝 - シンダー(2002)
8戦7勝 G1・4勝 - ロイヤルアンセム(1999)
12戦6勝 G1・3勝 - ジェントルメン(1997)
24戦13勝 G1・6勝 - シングスピール(1996)
20戦9勝 G1・4勝
Rating 131
- シリュスデゼーグル(2012)
67戦22勝 G1・7勝 - マンデュロ(2007)
18戦10勝 G1・3勝 - アラムシャー(2003)
9戦5勝 G1・2勝 - スキップアウェイ(1997)
38戦18勝 G1・10勝 - ボスラシャム(1996)
10戦7勝 G1・3勝 - ベーリング(1986)
7戦5勝 G1・1勝 - トロイ(1979)
11戦8勝 G1・4勝 - ミエスク(1987)
16戦12勝 G1・10勝
Rating 130
ここからは頭数が多すぎるのでレーティングの見直しが入らなかった1992年以降の馬を対象にご紹介。
- カーリン(2008)
16戦11勝 G1・7勝 - オーサムアゲイン(1998)
12戦9勝 G1・2勝 - ガイヤース(2020)
13戦9勝 G1・4勝 - クラックスマン(2018)
11戦8勝 G1・4勝 - ジャスティファイ(2018)
6戦6勝 G1・4勝 - ガンランナー(2017)
19戦12勝 G1・6勝 - ゴールデンホーン(2016)
9戦7勝 G1・4勝 - トレヴ(2013)
13戦9勝 G1・6勝 - エクセレブレーション(2012)
15戦8勝 G1・3勝 - ジャスタウェイ(2009)
22戦6勝 G1・3勝 - ゴルディコヴァ(2009)
27戦17勝 G1・13勝 - ニューアプローチ(2008)
11戦8勝 G1・5勝 - ハリケーンラン(2005)
14戦8勝 G1・5勝 - ゴーストザッパー(2004)
11戦9勝 G1・4勝 - ムブタカー(2003)
31戦13勝 - アータックス(1999)
25戦7勝 G1・3勝 - インティカブ(1998)
14戦8勝 - ラムタラ(1995)
4戦4勝 G1・3勝 - バランシーン(1994)
8戦4勝 G1・2勝 - ザフォニック(1993)
7戦5勝 G1・4勝
ワールドサラブレッドランキングは2013年に大幅な見直しがありました。
過去の馬が優遇されているということで、過去の馬の数値に下方修正が入ったのです。
それによって1977年は全馬7ポンド減、1978年は全馬6ポンド減、1979年は全馬5ポンド減、1986年は3ポンド減など。
このように1977~1991年までの数値を1~7ポンドの見直しが入ったのですが、それによってランキングも大幅に変化しました。逆に2004年は1ポンドプラスされたという情報もありますがソースが確認できなかったので、このブログでは反映していません。
さて、お次はワールドベストホースレースランキングには登場しない、1977年以前の歴史的な名馬も名を連ねるタイムフォーム誌のレーティングも紹介しよう。これまで紹介した馬との比較もできて面白い。
147:フランケル(2008)
145:シーバード(1962)
144:ブリガディアジェラード(1968)
144:テューダーミンストレル(1944)
142:リボー(1952)
142:アバーナント(1946)
142:ウインディシティ(1949)
141:ミルリーフ(1968)
141:アロゲート(2016)
140:ダンシングブレーヴ(140)
140:ヴェイグリーノーブル(1965)
140:シャーガー(1978)
140:ドバイミレニアム(1996)
140:ハービンジャー(2006)
140:シーザスターズ(2006)
タイムフォーム誌のレーティングでは2000年以前のアメリカ馬が対象になっていないので、次は「20世紀のアメリカ名馬100選」から上位32頭を紹介しよう。
32位がロンジンワールドベストレースホースランキングでレーティング131となっているスキップアウェイだから比較対象としていいかなと。
31位には日本でおなじみのあの名馬もいるしね。
100位まで見せんかい!という人はwikipediaをどうぞ。
- マンノウォー
- セクレタリアト
- サイテーション
- ケルソ
- カウントフリート
- ドクターフェイガー
- ネイティヴダンサー
- フォアゴー
- シアトルスルー
- スペクタキュラービッド
- トムフール
- アファームド
- ウォーアドミラル
- バックパサー
- コリン
- ダマスカス
- ラウンドテーブル
- シガー
- ボールドルーラー
- スワップス
- エクイポイズ
- ファーラップ
- ジョンヘンリー
- ナシュア
- シービスケット
- ワーラウェイ
- アリダー
- ギャラントフォックス
- エクスターミネーター
- サイゾンビー
- サンデーサイレンス
- スキップアウェイ
もういいかげん飽きてきたんじゃないだろうか。
ここまで読む人は果たしているのか。。
最後に1頭の馬をピックアップして終わりにしたい。
競争成績:21戦16勝
G1勝ち:アメリカ3冠など計4勝
「20世紀のアメリカ名馬100選」でも2位に選ばれているセクレタリアト。
この馬こそ最もアメリカ史上最強の呼び声高い馬だと思う。
なぜ最強と呼ばれるのかというと、わかりやすく派手なエピソードが多いのだ。
- 2歳で年度代表馬に選ばれる
- アメリカ3冠レースのすべてでセクレタリアトが今なおレコードを持っている。
- 特に31馬身差で勝ったベルモントSの勝ち時計2分24秒0の記録は、2位のイージーゴアの記録より2秒も早い
- 心臓の重さが通常9ポンド程度なのに、セクレタリアトは22ポンドあった
- 完歩の大きさが通常7mほどに対しセクレタリアトは最大8m53cmあった
- 芝G1でも圧勝してレコード勝ちしてる
「もうこれ馬じゃない別の生き物だよね」というような存在がセクレタリアトなのである。
ふぅ、長かった。。
わかりやすく紹介しようと思ったけど、あれもこれもと色んなランキングを紹介したりして、むしろわかりづらくなっちゃったかもしれない。
個人的にはモンジューやドバイミレニアム、そしてモンジューを負かしているシンダーなんかは印象に残っている。
アメリカだとメダグリアドローをちぎり捨て無敗のまま引退したキャンディライドや、アメリカ競馬史上最高メンバーが揃ったBCクラシックを勝ったオーサムアゲインなどもレーティング上位じゃないけど相当な強さを持っていたんじゃないかな。
ツイッターもよろしくね★
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137パントルセレブルがいない
見落としてました!ありがとうございます!
[…] 最強馬ランキング出てた https://rosy-life.net/sekai_saikyouba/ […]
ネアルコはなかったようだが?
イクイノックス
海外より日本だろ!!!
バーイードは11戦10勝です