1位 ブルトガング

全姉に最強牝馬グランアレグリア。
新馬戦を4馬身差で勝利するも故障で引退…。
無事なら同世代のコントレイルとクラシックを争っただろう。
父ディープインパクト、母父Tapitという世界的な名種牡馬になっていてもおかしくない血統構成。
タピッツフライがグランアレグリアとブルトガングの2頭の産駒しか残していないというので、僕の中で神格化された存在。
ちなみにタピッツフライの全妹フライングティパッチが輸入され2025年にはキタサンブラック産駒を産んでいるので期待したい。
2位 マルゼンスキー

「日本ダービーに出させてほしい。枠順は大外でいい。他の馬の邪魔は一切しない。賞金もいらない。」
当時クラシックに出走することができなかった持ち込み馬で、ダービー前に騎手が残した言葉である。
日本短波賞では後の菊花賞馬プレストウコウに7馬身差で勝利するなど、圧勝に次ぐ圧勝で「スーパーカー」と呼ばれた。
有馬記念に出走を予定していたが、レース直前に故障を発生し引退。テンポイントやトウショウボーイとの夢の対決は幻と消えた。
3位 サクラロータリー

「競馬に絶対はないが、サクラロータリーには絶対があった。」
幾多の名馬に乗ってきた小島太騎手が3冠馬になれたと確信している幻の名馬がサクラロータリー。
2戦目のりんどう賞では後のダービー馬メリーナイスに勝利するなど、クラシックを期待させるも3戦3勝で引退。
父トウショウボーイ、母父シンザンという古き良き日本を象徴するような血統。
4位 シルバーステート

コントレイルが現れるまでは福永騎手が「これまで乗った中で1番」とコメントしていたのでシルバーステート。
持ったままでも一気の加速で他馬を引き離していく異次元の性能を誇った。
その性能が両刃の剣となり、常に足元を気にしながら力をセーブして走らせるも、脚は耐え切れなかった。
5位 ヤマニングローバル

ミスターシービーの初年度産駒としてデイリー杯を含む3連勝でクラシック候補に名乗りを挙げるも骨折し、ボルトをいれる手術を施し長期休養に入ることに。
主戦の武豊騎手は「G1を4つ損した」と言ったとか。
もし無事ならクラシックで大活躍をして、シンボリルドルフにトウカイテイオーがいるように、ミスターシービーにもヤマニングローバルという名馬となる後継馬がいたのかもしれない。
6位 アドミラブル

シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、フェノーメノ、エネルジコなど、後の名馬が強い勝ち方をするのが青葉賞。
その青葉賞の歴史の中でもっとも強い勝ち方をしたのがアドミラブルである。
1番人気で挑んだダービーでは1000m1分3秒と超のつくスローペースとなり、後方から33秒3という脚をつかうも3着。レイデオロやスワーヴリチャードという競合揃いでもあったけど、その時のファンの感覚としては「スローペースで取りこぼした」という印象を与えたほど。結局そのダービーが最後のレースとなってしまった。
主戦のミルコデムーロ騎手はこのスローペースで脚を余したことを大きく反省し、ここからデムーロスペシャルと呼ばれる早めまくり戦法が誕生したのである。
7位 スキルヴィング

こちらもアドミラブルと同じく、青葉賞勝ち馬。
当時イクイノックスがドバイシーマクラシックを圧勝して、ソールオリエンスが皐月賞で鬼脚を見せつけるなど、キタサンブラック旋風が巻き起こっていた。
そしてスキルヴィングはまだまだ成長途上でもあり、3歳秋、そして来年にはもっと強くなってトップホースの仲間入りをしているだろう。そんな想像がみんなの中に当然のようにあったのだ。
8位 フラムドパシオン

芝で新馬戦を勝つも、その後2戦は敗戦。ダート変わりで挑んだ500万下のレースで伝説は生まれた…!
2着に2秒4の大差のつける圧勝劇。誰もがクロフネの再来を予感した。
続くヒヤシンスSでは直線で前が壁になるも、外に出して持ったままの余裕の勝利。
まさにみんなの予感が確信に変わった瞬間であった。
そしてクロフネの無念を果たすべくUAEダービーへ日本馬として初挑戦。
ディスクリートキャットには離されたものの、3着と世界の馬を相手に渡り合った。
まだまだアメリカ競馬が遠かった時代にこの3着は、本番でもひょっとしたらと思わせるじゅうぶんな走りだった。
しかしこのレース後に故障を発生し、2年以上の長い休養に入ることに。
ちなみにこのときのUAEダービー4着は後の世界ダート王インヴァソールである。
9位 ヘンリーバローズ

兄に悲運の名馬シルバーステートを持ち、高い期待を受けてデビュー。
新馬戦では1番人気に指示されるも、後のダービー馬ワグネリアンと壮絶なマッチレースの末ハナ差の2着。
続く未勝利戦では持ったままで4馬身差の圧勝。
迫力のある馬体でフットワークの大きな走法を持ち、スケールの大きさではワグネリアンを凌ぐものがあった。
シルバーステートの全弟ということで1勝馬ながら種牡馬入を果たしている。
10位 ヤマトダマシイ

「本当にきれいな馬でした。クラシックもいけると思った馬でした。
もう30年近く前のことですが、決して忘れることはありません。」
名伯楽と呼ばれた藤沢和雄厩舎がまだリーディングを取る前に現れた期待の星。
父シンボリルドルフを持つヤマトダマシイは期待に答えて新馬戦を快勝するも、2戦目でレース中の故障によって予後不良になってしまう。
ヤマトダマシイを故障させてしまったことから、藤沢調教師の馬優先主義が確固たる信念となっていったと言われているほど、大きな影響を与えた存在。
幻の名馬たち
惜しくもランキングには入らなかったけど、まだまだ紹介したい幻の名馬がいるので、一挙に紹介しよう。
新馬戦でロイスアンドロイスを、2戦目にケントニーオーを下し、無事なら名マイラーになれたと言われているクエストフォベスト。
ソールオリエンスの妹でアルテミスSを勝利し、無敗のまま引退したフィロステファニ。
新馬戦で新馬戦を逃げて3馬身差の快勝したタングルウッド、3着にはエポカドーロがいた。
3歳夏から3連勝して挑んだ神戸新聞杯でアグネスフライトとエアシャカール相手に勝利したフサイチソニック。
ニュージーランドトロフィーで大まくりと常識破りのレースで勝利し、NHKマイルカップでは空前のハイペースを2番手で進み4着(逃げた馬はシンガリ負け)と粘る走りを見せたサンライズプリンス。
藤田騎手が「これまで乗ったなかで1番」と豪語したタガノテイオー。
弥生賞でエアシャカールやラガーレグルス相手に快勝したフサイチゼノン。
イージーゴア産駒で京都4歳特別でシルクジャスティスとマッチレースを演じたプレミアムサンダー。
ダートでは6戦6勝の負け無しで後のダート王フェートノーザンも負かしているライフタテヤマ。
新馬戦でシンボリインディに勝利し、500万下ではトゥザヴィクトリーに勝利。エリカ勝ではアドマイヤベガと接戦を演じた。ダイワメジャーとダイワスカーレットの兄であるスリリングサンデー。
ネット上で「新馬戦はすごかった」と称賛されるエイブルカグラ。
新馬戦で後に京王杯を勝利するダイワカーソンに、プラタナス賞では後のダート短距離王になるノボジャックに快勝したアグネスデキシイ。半妹にレッドリヴェールがいる。
岡部幸雄騎手が絶賛のコメントを出したと言われているグリンモリー。
以上、幻の最強馬ランキングでした!
もし他にも「この馬がもそ無事なら相当活躍したはずだ!」という馬がいればコメントで教えてねん。